2022年9月22日、子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会(以下、外あそび推進の会)は、外あそびの現状や理想の環境について、当事者である子どもたちが話し合う、「外あそび子ども作戦会議」(協賛:ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社ビジョンケア カンパニー 協力:放課後NPOアフタースクール)を開催しました。小学3年生から6年生で都心や郊外に住む11名が集まり、「もっとこんな風に外あそびしたい!」「こんなあそび場や公園があったらいい」をテーマに話し合いました。子どもたちから上がった主な声は次の通りです。
近所に安全に遊べる場所がない
- 「マンションの前の広場で遊ぶけど、見守っててくれる大人がいないから自分たちで車が来たときに注意し合っている」
- 「マンションの駐車場でボールあそびをしていたら、マンションの掲示版に注意する張り紙が貼られてしまった」
- 「球技(野球・ドッジボールなど)をしたいのに、場所が狭くて譲りあって公園を使うしかないから、思うように遊ぶことができない」
- 「コロナ感染が心配で、友達と遊べなくなった」
- 「土日は、校庭でサッカークラブがあったり、中学生が入ってきたりで使えない」
外で遊ぶ時間がない
- 「1週間のうち、外で遊ぶのは2日程度」
- 「放課後は塾や習い事があるため、外で遊ぶ時間がない。塾や習い事の近くにあれば遊べるかもしれない」
どんなあそびが好き?やってみたい?-みんなで盛り上がる鬼ごっこが人気
- 「テレビで人気の鬼ごっこ大会を学校や公園で大人数でやりたい」
- 「人に当たるのを気にしないでバレーボールでトス回しをしたい」
- 「ドッジボールや大縄など場所が必要なあそびを、周りを気にせずに楽しみたい」
- 「夏はプールあそび、冬は雪あそびがしたい」
- 「水風船でドッジボールしたい」
自由に思いっきり遊べる場所が欲しい!
- 「おもいっきり鬼ごっこしたり、ボールで遊べる広い場所が近所にあるといい」
- 「待ち時間が長くない、スリリングなアスレチックやジップラインで遊びたい」
- 「巨大滑り台があったり、ボールも備えつけられている公園がほしい」
- 「野球のベースがずっと置いておいていいと、片付けなくていいし、いつでも野球で遊べていい」
- 「転んでも痛くない地面や人工芝があるといい」
ゲームや室内あそび派はどうしたら外で遊ぶかな?
- 「面白い遊具がある公園があると遊びたいとなるかも」
- 「ビデオゲームと連動したあそびを外でやりたい」
- 「仲間に誘われたらくると思う」
- 「インドア派でも楽しめるツリーハウスがあったら遊んだ後に休憩もできるし、楽しい」
まとめ
- 参加した子どもたちの理想のあそび空間は、いろいろな遊具や道具が備え付けられていて、いろいろなあそびの選択肢があるあそび場所でした。
- また、習い事に忙しい子どもたちも、遊べる場所が身近にあれば、合間に遊べる、といった声もありました。
- 屋外と室内あそびが融合したあそびなら、インドア派の子どもたちもみんなで遊べるようになる、そして仲間がいれば誰もが遊びたくなる、という意見もありました。
作戦会議で話し合った内容は、外あそび推進の会がとりまとめた、外あそび推進の環境整備のための要望とともに、子どもたちと一緒に小倉將信少子化担当大臣に提出します!