“外あそびの達人になろう”
京都ノートルダム女子大学 石井浩子教授
社会福祉法人徳雲福祉会主催、子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会の共催により、「乳幼児期の健全な成長を支えるための外あそびの推進と子育て世帯の交流の場の提供」を目的に、「外あそびの達人になろう!」と題しての外あそびの推進イベントが、2022年5月28日(土)9:30~12:00に、千代川こども園を会場にして開催されました。これは、子育て広場、子育てサポートセンター事業の園庭開放あそびの一環としても行わせていただきました。今回は、亀岡市在住の未就園児がいる家庭30家庭を定員として募集し、18家庭(子ども25名と大人27名)と本会の子ども支援者8名で、計60名の参加でした。
当日は、講演①は、早稲田大学の前橋 明教授が、「子どもの健全な成長のための外あそびの推進について」、講演②では、京都ノートルダム女子大学の石井浩子教授が「生活習慣から外あそびを考えよう」というテーマで講演されました。子どもたちの心とからだの健全育成には、外あそびを日々の生活に取り入れること、休養・栄養・運動のサイクルを考慮した生活リズムを大事にすることが伝えられました。アンケートより、参加された保護者から、再度、生活リズムの大切さ、その生活リズムの作り方を認識できたこと、外あそびの重要性や、生活リズムを調整することが、いかに大切かを改めて学ぶことができたという感想が寄せられました。
講演会後、2歳児以上の子どもたちには歩数計をつけて、親子で園庭に移動しました。外あそびのオープニングでは、前橋 明教授から親子へのメッセージとして、外あそびの重要性についてお話された後、外あそびを推進する会の協賛団体である株式会社ジャクパの体育指導員池田修三先生、大滝勲人先生、青山鈴奈先生による親子ふれあい体操やリズム体操を皆でいっしょに楽しく行いました。その後、固定遊具で遊んだり、運動遊具を利用した色鬼あそびを楽しんだりしました。その後、親子でいっしょに楽しめるフープや縄、ボールを使った外あそびをしました。当日は、気温29度でしたが、風もあり、適宜、休憩を入れて水分補給も行いながら遊んだので、最後まで元気に遊ぶことができていました。最後に、イベント中の歩数を調べて表彰を行い、全員、歩数を記入したメダルをかけてもらい、嬉しそうにしていました。参加された感想として、子どもといっしょにからだを動かして遊ぶことができてとても楽しかったこと、子どもの成長が見られたこと、心から喜んで楽しんでいる笑顔が見られたこと、親子で楽しい時間を過ごせたこと、皆と外で遊ぶことができたこと等が挙げられていました。