2021年10月8日、「子どもの健全な成長のための外あそびを推進する会」は、第二次政策提言策定のためのワーキンググループ設立集会を開催しました。オンラインでの開催となりましたが、全国各地から28名の参加者を迎える貴重な機会となりました。
「外あそびを推進する会」は、2020年の10月から今年の前半にかけて計4回の国会議員勉強会を開催し、日本のすべての子どもたちが身近に外あそびをできる環境づくりを目指して、必要な施策をまとめた政策提言を作成しました。この第一次提言は6月18日に加藤勝信元官房長官に提出され、関連省庁の連携を通して外あそびの全国的な推進が行われることが期待されています。
今後は「外あそびを推進する会」の活動の第2フェーズとして、第一次提言で提案した施策が政策レベル・現場レベルで実践されることを目指し、より詳細な検討を行うワーキンググループを開催いたします。ワーキンググループは、「外あそびを推進する会」や参画団体のメンバーをはじめ、保育・教育の現場や民間団体、地方自治における第一線で外あそびを推進する有識者を集めて開催されます。
第一次提言で掲げた3つの柱「人材の育成・確保」、「外あそび空間の整備」、「子どもおよび子どもを取り巻く大人の意識改革」に沿い、さらに詳細なテーマごとのサブグループを設けて議論を進めていきます。議論の結果は、国会議員や関連省庁との協議を踏まえて、第二次政策提言にまとめ上げる予定です。
「外あそびを推進する会」は、第二次提言の作成、それに関する国会議員・政府へのインプットに加え、イベントや広報活動を通した啓発活動を続けていきます。さらに、外あそび推進に関する活動がより持続可能なものになるよう、会の活動に賛同する企業・団体を集めたコンソーシアムの立ち上げを目指しています。ご関心のある企業・団体の皆さまは、ぜひ具体的な参加形態・方法をご参照ください。
「外あそびを推進する会」は、子どもたちのより良い成育環境を目指して活動する様々な団体・個人の思いを集結し、政策的な進歩につなげるプラットフォームとして、今後も活動を続けていきます。